生前整理の業者の選び方は?失敗しない判断基準とトラブル回避のポイントを徹底解説
実家の片付けや、ご自身のこれからの暮らしを整理する生前整理。「そろそろ始めなければ」と考えてはいても、インターネットで検索すると数え切れないほどの業者が出てきて、どこに頼めばいいのか迷ってしまう方は多いです。
「見積もりが安いところに頼んで大丈夫だろうか?」「大切な思い出の品を、ゴミのように扱われたらどうしよう」「ニュースで聞くような高額請求のトラブルには巻き込まれたくない」このような不安を感じるのは当然のことです。
実際に、生前整理の現場では、事前の確認不足が原因で想定していなかった追加費用が発生したり、残しておきたかった物が処分されてしまったりするトラブルが起きています。
この記事では、専門家の視点から業者選びで失敗しないための判断基準を詳しく解説します。また、適正な費用の相場や当日の作業の流れ、さらに親御さんが片付けに消極的な場合の接し方についても触れていきます。
これから生前整理を始める方が、安心して任せられる業者を見つけ、気持ちよく次のステップへ進めるよう、この記事が手助けになれば幸いです。
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生前整理の業者選びで気をつけれなければいけないことは?

生前整理をどこに頼んでも同じだと思って安易に選んでしまうと、後悔することになりかねません。
特に目的の違いを理解していないと、トラブルに巻き込まれる可能性が高まります。ここでは、不用品回収と生前整理の違いと、業者選びのリスクについて解説します。
不用品回収と生前整理の大きな違い
多くの人が混同しがちですが、単なる不用品回収と生前整理は目的が大きく異なります。
不用品回収の主な目的は、その名の通り不要な物を回収して処分することです。極端な言い方をすれば、部屋が空になれば作業完了となります。そのため、スピードや安さが重視される傾向にあります。
一方で、生前整理の目的はこれからの生活をより良くするために、住環境を整えることです。単に物を捨てるのではなく、以下のことがことが求められます。
- 必要な物と不要な物を丁寧に仕分ける
- 探していた貴重品を見つけ出す
- ご家族の思い出に配慮しながら作業を進める
質の低い業者に依頼してしまうリスク
もし、生前整理を謳っていても、中身が雑な不用品回収である業者に依頼してしまうと、以下のような問題が起こる可能性があります。
- 必要な物が捨てられる
権利書やアルバムなど、本来残すべき物がゴミと一緒に搬出されてしまう - 作業が雑
家具の搬出時に壁や床を傷つけられ、その後の家の売却査定に響いてしまう - 不法投棄のリスク
回収された荷物が適切に処理されず、不法投棄されてしまう
これからの暮らしを守るための生前整理が、新たな悩みの種になってしまっては本末転倒です。だからこそ、価格だけで判断するのではなく、サービスの中身をしっかりと見極める必要があります。
優良な生前整理業者の選び方や見極めるポイントは?

ホームページが綺麗だからといって、必ずしも優良な業者であるとは限りません。実際に問い合わせてみないと分からない対応の質や法令遵守の姿勢を確認することが大切です。
ここでは、プロが実践している業者選びの以下の5つのチェックポイントについて解説します。
- 一般廃棄物収集運搬業許可の扱い
- 見積書の内訳が具体的か
- 探索と仕分けの姿勢を確認
- 損害賠償保険の補償範囲をチェック
- スタッフの対応と清潔感
一般廃棄物収集運搬業許可の扱いを確認する
生前整理で出る家庭のゴミを運搬・処分するには、自治体から一般廃棄物収集運搬業の許可を得ている必要があります。
しかし、現在多くの自治体ではこの許可の新規取得が難しく、整理業者の多くは自社でこの許可を持っていません。ここで重要になるのが、許可がない場合にどう対応しているかです。
優良な業者は、法令を遵守するために、許可を持っている地元の清掃業者と提携しています。「当日は、提携している許可業者が収集に来ます」と説明してくれる業者であれば問題ありません。
逆に、「自社のトラックですべて持ち帰ります」と言いながら許可を持っていない場合や、産業廃棄物の許可(家庭ごみには使えません)で誤魔化そうとする業者は、違法な操業をしている可能性が高いため避けたほうが無難です。
見積書の内訳が具体的かを見る
見積書を受け取った際、「生前整理一式:〇〇万円」という大雑把な記載しかない場合は注意が必要です。これでは、何にいくらかかっているのかが分からず、後から追加料金を請求されるリスクがあります。
信頼できる業者の見積書は、以下のように内訳が明確になっています。
- 人件費:作業員が何名で、作業時間はどれくらいか
- 車両費:使用するトラックの台数と種類
- 処分費:廃棄物の量(体積)と単価
- オプション作業:エアコンの取り外しや、階段作業などの特殊作業費
- 買取金額:買取品による値引き額
内訳が詳細に書かれていれば、金額の根拠がはっきりしますし、不要な作業を省く相談もしやすくなります。
探索と仕分けの姿勢を確認する
生前整理では、通帳や印鑑、現金、写真など大切な物が荷物に紛れていることがよくあります。問い合わせの際に、「探してほしい物がいくつかあるのですが、仕分けながら作業してもらえますか?」と質問してみてください。
「できるだけ探します」といった曖昧な返答ではなく、「貴重品ボックスを用意して、一つひとつ確認しながら分別します」「見つかった物はリストにしてお渡しします」と具体的に答えてくれる業者なら安心です。
この「仕分けの手間」を惜しまないかどうかが、優良業者を見分ける大きなポイントになります。
損害賠償保険の補償範囲をチェックする
プロであっても、作業中に予期せぬ事故が起きる可能性はゼロではありません。万が一、家具を搬出する際に壁にぶつけてしまったり、運んでいる最中に骨董品を落としてしまったりした時に備えて、損害賠償保険に加入しているかを確認しましょう。
特に確認しておきたいのは、家屋への損害だけでなく、預かった荷物の破損も補償対象になっているかどうかです。
保険に入っていることだけでなく、その中身まで確認しておくと、より安心です。
スタッフの対応と清潔感
生前整理は、ご自宅というプライベートな空間にスタッフを招き入れて行う作業です。
そのため、スタッフの人柄やマナーも重要です。以下の点を確認しましょう。
- 電話対応が丁寧
- こちらの話をしっかり聞いてくれる
- 見積もりに来たスタッフの服装や靴下が清潔
- 挨拶や言葉遣いがしっかりしている
これらは基本的なことですが、身だしなみやマナーがしっかりしている業者は、荷物の扱いも丁寧である傾向があります。
ご自身の直感で「この人なら任せても大丈夫そう」と思えるかどうかも、大切な判断基準の一つです。
生前整理の費用相場はいくらくらい?

業者によって見積もり金額に大きな差が出ることがあるため、適正価格が分からずに迷ってしまう方も多いはずです。
安さだけで選ぶと、後でトラブルになることもあります。ここでは、費用の相場と内訳、そして極端に安い見積もりに潜むリスクについて解説します。
生前整理の費用が決まる3つの要素
費用の総額は、主に以下の3つの要素で構成されています。
- 作業費(人件費)
荷物の量や仕分けの難易度によって必要な人数が変わる - 運搬費・車両費
荷物を運ぶためのトラック代やガソリン代 - 処分費
自治体の処理施設に持ち込むための費用や、リサイクル料金など適正に処理するために必ずかかる費用
ここから、買取できる物の金額を差し引いたものが、最終的な請求金額になります。
間取りごとの費用目安
お住まいの地域や荷物の量によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
- 1K・1R:3万円~8万円
- 1LDK・2DK:12万円~25万円
- 3LDK以上:30万円~60万円以上
これらはあくまで目安ですので、実際の金額は現地見積もりで確認する必要があります。
極端に安い見積もりが危険な理由
相場よりも明らかに安い見積もりが出てきた場合は、すぐに飛びつくのではなく、その理由を確認することをおすすめします。
廃棄物の処分には原価がかかりますし、丁寧な作業をするには人件費も必要です。それなのに極端に安いということは、どこかで無理をしている可能性があります。
- 不法投棄のリスク:適正な処理費用を払わず、不法投棄をしている
- 不当な追加請求:最初は安く見せておいて、作業後に「想定外のゴミがあった」と高額な追加料金を請求する
「なぜこんなに安いのですか?」と質問しましょう。
「自社でリサイクルショップを運営していて買取が得意だから」といった納得のいく理由があれば問題ありませんが、明確な回答がない場合は避けたほうが賢明です。
コストを抑えるなら買取に強い業者を選ぶ
適正な方法で費用を抑えたいのであれば、買取に力を入れている業者を選ぶのが効果的です。
独自の販売ルートを持っていたり、専門の鑑定士と提携していたりする業者であれば、家具や家電だけでなく、骨董品や贈答品、趣味のコレクションなどを適正価格で買い取ってくれます。買取金額を作業費用から差し引くことで、トータルの出費を抑えることができます。
生前整理を業者に依頼した場合、問い合わせから作業完了までどのような流れで進む?

初めて依頼する場合、当日にどのような作業が行われるのかイメージできず、不安に感じることもあるかと思います。
流れを知っておけば、安心して準備を進められます。ここでは、問い合わせから作業完了までの一般的な流れについて解説します。
訪問見積もり
まずは電話やメールで問い合わせをし、現地での見積もりを依頼します。
電話口だけで見積もりを出そうとする業者もいますが、実際の荷物の量や搬出経路を見ないと正確な金額は出せません。必ず現地に来てもらいましょう。
この時、探してほしい物や残したい物があれば伝えておきます。
契約と作業前の準備
見積もりの内容に納得できれば、契約となります。
マンションであれば管理組合への申請、一軒家であれば近隣の方への挨拶などが必要になります。これらを業者が代行してくれる場合も多いです。
作業当日(仕分け・梱包)
当日は、まず家屋を傷つけないように壁や床を養生(保護)します。
その後、スタッフが手際よく荷物を仕分けていきます。依頼主は立ち会って、判断に迷う物が出てきた時だけ確認をする形が一般的です。
もし遠方で立ち会えない場合でも、ビデオ通話などで確認してくれる業者もあります。
搬出と簡易清掃
仕分けが終わった荷物をトラックに積み込みます。
すべての荷物を出し終えたら、家具の裏に溜まっていたホコリを掃除したり、掃除機をかけたりといった簡易清掃を行います。
完了確認と支払い
最後に、部屋の状態を確認します。以下の点を確認しましょう。
- 傷がないか
- 残すべき物が残っているか
- 頼んでいた探索品が見つかったか
問題がなければ支払いをして完了となります。
生前整理でトラブルを防ぐため事前に準備しておくべきことはある?

業者にすべて任せることもできますが、事前のちょっとした準備で作業の質やスムーズさが大きく変わります。また、後々のトラブル防止にもつながります。
ここでは、依頼主側で事前にやっておくと良い3つの準備について解説します。
絶対に残したい物は事前に確保する
位牌や遺影、実印、権利書、形見の宝石など「これだけは絶対に捨てられたくない」という物は、業者が入る前に別の部屋に移動させるか、ご自身で持ち帰っておくと確実です。
プロは慎重に作業しますが、大量の荷物の中から小さな指輪一つを見つけ出すのは大変な作業です。紛失のリスクを避けるためにも、大切な物はご自身で管理しておきましょう。
親族間での合意形成
意外と多いのが、親族間でのトラブルです。
例えば、ご長男が依頼して片付けた後に、他のご兄弟から「あの家具は私が欲しかったのに、勝手に捨てるなんて」といった不満が出るケースがあります。
生前整理を行うことや処分する範囲について、関係する親族の方に事前に連絡し、了承を得ておくことが大切です。
可能であれば、作業前に一度集まって形見分けをしておくとスムーズです。
可能な範囲でのゴミ出し
費用を少しでも抑えたい場合は、自治体のゴミ収集で出せる物は事前に処分しておくと良いでしょう。衣類や本、雑誌などご自身で運べる範囲の物を減らしておくことができます。
業者の作業量と処分費が減り、見積もり金額が安くなることがあります。
ただし、無理をして怪我をしては大変です。できる範囲で行ってください。
親が生前整理に消極的な場合、どのように説得すればいい?

子供世代が心配して提案しても、親御さんが「まだ早い」「捨てたくない」と拒否してしまうケースは多いです。
無理強いすると逆効果になってしまいます。ここでは、親御さんの気持ちに寄り添った説得のコツや、プロを巻き込んだアプローチについて解説します。
片付けではなく安全対策と伝える
「汚いから片付けて」と言うと、親御さんは自分を否定されたように感じてしまいます。
そうではなく、「地震の時にタンスが倒れてきたら心配だから」「床に物があると転びやすいから、動線だけ確保しよう」というように、安全や防災を理由に提案してみてください。
「あなたに元気で長生きしてほしいから」というメッセージであれば、親御さんも受け入れやすくなります。
プロの言葉を借りる
親子だからこそ、感情的になって喧嘩になってしまうこともあります。そんな時は、私たち業者のような第三者を活用するのも一つの手です。
見積もりの場に同席させてもらえれば、プロの視点から「ここは消防法的にも少し危険ですね」「ここを整理すると風通しが良くなって健康的ですよ」と客観的にアドバイスできます。
家族の言葉には反発しても、専門家の意見なら素直に聞いてくれるというケースは意外と多いものです。
生前整理が終わった後の家の売却や相続に関する書類の整理についても相談できる?

片付けが終わった後、その家をどうするか、見つかった資産をどう管理するかは大きな課題です。別々に業者を探すのは大変な労力がかかります。
ここでは、片付け後の不動産や相続までトータルで相談できる業者のメリットについて解説します。
不動産や解体まで相談できる業者を選ぶメリット
もし、将来的に家の売却や解体を考えているのであれば、不動産業者や解体業者とも連携している整理業者を選ぶと便利です。
片付けと同時に家の査定を行ってもらったり、解体前提であれば木製の家具を解体ごみとして一緒に処分することで費用を抑えたりといった提案が受けられます。
窓口を一本化することで、手続きの手間も大幅に減らすことができます。
相続を見据えた書類整理
生前整理は、相続の準備でもあります。タンス預金や通帳だけでなく、保険証券や株券、ゴルフ会員権など、相続に関わる書類は多岐にわたります。
相続診断士や遺品整理士といった資格を持つスタッフがいる業者であれば、作業中にこれらの重要書類を見つけ出し、分類してファイリングしてくれるサービスを行っている場合もあります。
将来の相続手続きをスムーズにするためにも、こうした専門知識を持つ業者を味方につけておくと安心です。
まとめ
生前整理の業者選びは、単なる不用品処分ではありません。ご家族の歴史を尊重し、これからの安心を作るためのパートナー選びです。
信頼できる業者を選ぶため、以下のポイントを確認しましょう。
- 一般廃棄物の許可を持つ提携業者が収集に来るかを確認する
- 「一式」ではなく、内訳が詳細で、説明に納得できるか
- 探索や仕分けに協力的で、スタッフの対応が良いか
この3つを意識して業者を選べば、大きな失敗は防げるはずです。
まずは気になった業者2〜3社に問い合わせて、現地見積もりを依頼してみてください。実際に会って話をすることで、「ここなら任せられる」という安心感が得られるはずです。
この記事が、あなたとご家族の新しい一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。もし、何から始めればいいか分からない、信頼できる相談相手がほしいと感じたら、どうぞ私たちゴミ屋敷レスキューセンターへお気軽にご連絡ください。
よくある質問
不用品回収業者と生前整理業者の主な違いは何ですか?
生前整理業者は、単なる廃棄ではなく、貴重品の探索や思い出の品の仕分けなど、依頼主の心情や生活に寄り添った丁寧な作業を行うのが特徴です。
信頼できる生前整理業者かどうかを見極めるための必須条件はありますか?
また、万が一の家財破損に備えて損害賠償保険に加入しており、かつ見積書の内訳が詳細に記載されている業者は信頼性が高いといえます。

